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「なぜDJは作曲するの?」日本で語られない、有名になる以外の4つのメリット

こんにちは!オンラインDJスクールMIXFUN!のDJ KOMORIです。

世界的に有名なDJの名前を挙げれば、彼らの代表曲が思い浮かぶでしょう。
EDMやBIGフェスではDJ≒(ほぼイコール)音楽プロデューサー、という図式がかなり定着してきました。

「DJは曲をプレイするのが仕事なのに、作曲をする必要があるのか無いのか」
これはプロの間でも意見の分かれるところだと思います。

上の動画(音量注意!)では、ニッキー・ロメロやスティーブ・アオキなどの専用スタジオを紹介しています。
このように成功したDJは自分のスタジオを所有し、多忙なスケジュールの合間を縫って楽曲制作をしているんです。
こんなにすごい自分のスタジオを持てるなんて、DJとしては夢のような話ですよね・・!

自分もDJ / プロデューサーとして様々な世界的なアーティストと音楽を作ってきました。
DJが曲を作ってそれがヒットすれば、「DJとして有名になれる」このメリットはすぐ分かりますよね。
しかし!DJにとって音楽を作る上でヒット曲を作って有名になるだけではない、本当に大切な数々のメリットを今日はお話したいと思います。


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1. DJが作曲で自分を表現できる

そもそもみなさん、なぜDJをやっていますか?
「好きな音楽をプレイしたいから」という方が多いと思います。

しかしプロのDJといえども、必ずしも自分の好きな曲ばかりをかけている訳ではありません。
観衆の多い現場になるにつれて、DJの好きな曲ではなく、お客さんの求める音楽やヒットチューンを求められるケースも多くなります。

その中で、「自分の音楽はこうだ!」と周りの人に認知させることができたら、それは自分の好きな曲をかけられることに繋がります。
世界の有名なDJを思い浮かべれば、このDJはこういうサウンドだ、というイメージが湧きますよね?
それは彼らが作曲をして、その楽曲のイメージが付いているからです。

いわゆる有名なモデルの方や芸能人DJのような、ビジュアル的な認知は「音楽」とは関係ないので、有名人であっても「音楽性」は求められません。
そう考えると、SNSでいくら自分のビジュアルの魅せ方を頑張っても、自分の好きな音楽をかけられるDJにはなれません。笑
好きな音楽をかけられるDJになりたいなら、音楽制作をはじめとした「音楽の発信」をがんばりましょう!

2. 音楽の理解が深まる

自分はDJが音楽を作る上で、これが一番のメリットだと思います。
一つ例え話をすると、あなたがおいしい料理やレストランをみんなに紹介するグルメレポーターのプロを目指すとして、「自分が料理をした経験」がある方が絶対に有利なのは想像つきますよね?
自分で料理をすれば、他人の料理を紹介するのにこのシェフはどういう意図で味付けをしているか、分かるようになります。
スポーツで言えば、サッカーの良さを伝えるのに、観戦だけでなく選手としての経験あったほうがいいですよね。
自分でそのスポーツをやれば、プロのテクニックやメンタリティーが理解できるようになります。

音楽とDJの関係も全くそれと同じで、一つ一つの音色を自分の手で積み重ねて作っていくことでしか分からない音楽の知識や奥深さが少しずつ分かってきます。
つまり「自分の曲を作れば、それを現場でPLAYしたり公表したりしなくても、DJとしてのスキルが上がっている」ということです。
そう考えると、必ずしもヒット曲を作らなくても良いんです。

3. 作曲することで耳が良くなる

これもあまりDJの間では語られない事実です。
作曲をする、つまりDTMで一つ一つの音を微調整しながらプログラミングして行くことで、微妙な音の違いを聴き分けられるようになります。

ロングミックスしている時のちょっとしたドラムのズレや、不協和音に気づけるようになります。EQやフィルターで音を気持ちよく出せるようになります。
これはもう、DJとしての上達に直結すると断言します。 これも「料理することで舌が良くなる」と言えばわかりやすいですよね。

具体的にいうと、例えばミックスをしながら
「このピアノとあのヴォーカルがぶつかって邪魔になるからMIDを切ろう」
「Aの曲はBの曲とベースラインが似ているからつないでみよう」
と言った発想がミックス中に次々と生まれてきます。
耳が良くなることで、DJとして確実にステップアップすることができますよ!

4. DJとしての仲間が増える

曲をアーティストやプロデューサー、エンジニアなど一緒に作ることで、DJだけではない、深い音楽的なつながりを持つことができます。
もちろんその曲がリリースされれば、そのアーティストのファンとのつながる機会もあるでしょう。

特に!個人的におすすめしたいのが、HipHop DJがラッパーに向けてトラックを作るということ。
日本ではEDMやクラブ・ミュージックのDJがヒット曲を作ってブレイクする、というイメージが強いと思うけど、HipHopのDJはまだまだ少ないのが現状です。
近年はカッコいい日本人のHipHopアーティストがどんどん増えてきているしシーンも盛り上がっているので、そういう意味でもチャンスだと思いますよ!
単純に好きな日本人ラッパーにSNS経由でアピールしたり、クラブのショーケースで知り合った地元のアーティストと曲を作ってみたり、、、可能性はいくらでもあります。

DJも「オンラインスクール」で独学する時代へ

DJを始めたからには、「上達したい」「色んなクラブでプレイしたい」という思いを持つ人がほとんどだと思います。
しかしスポーツや楽器のようにDJは練習方法などが確立されておらず、独学で練習している人がほとんどです。
以前はDJスクールといえば入会金を払って実際に通うのが一般的でしたが、この日本初の本格的なオンラインDJスクール MIXFUN!では、動画を中心に初心者も学べるプログラムを開発しました。
こちらはPioneer DJのDJソフト rekordboxを使用した、初心者でも簡単な基礎から学べるオンラインDJ講座です!

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DJの基礎が分からないという人も上達できる仕組みになっているので、DJ機材を購入したらチェックしてみてください♪
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まとめ

最後にひとつ、強調しておきたいのが「少しでも自分の手でトラックを作る」ということです。
例えば知り合いのプロデューサーに協力してもらって一緒に作るのもいい事だけれど、すべて人任せにしてしまうと結局は自分の成長にはつながりません。
自分の手で音楽を作らないと、このページで話した1つめから3つめの項目はプラスになりませんよね。

作るプロセスもとても大切なので、その辺りも今後の記事で触れたいと思います!
ただ、向き不向きももちろんあるので「DJは100% みんながみんな、曲を作った方がいい」とは思いません。
「自分に合ったDJキャリア」を築いて行くことが、一番大切だと思います!


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