DJ KOMORI が選ぶオススメ本 - THE BEST BOOK of 2019
年間100〜150冊は本を読むという、DJ KOMORIが選ぶ2019年に読んだベスト10冊挙げています。
DJとは関係の無い書籍がほとんどですが、興味のある方はぜひ読んでみては!?
THE BEST BOOKS of 2019
「2019年に読んだ本」の中から10冊セレクトしました!
色んなジャンルの本を読む中で、最近は脳科学〜心理学の本が多かったかな。
あとは大きなビジョンを持った本に強く惹かれた時期でした
※今回も2019年に発売された本ではなく、自分が年内に読んだ本です。
※本の画像をクリックするとAmazonへジャンプします
『ファクトフルネス』ハンス・ロスリング 著
まずは2019年、日本でも大きく話題になった一冊。
みなさんは「世の中はどんどん悪くなっている」と思っていませんか?
しかしデータを見ると逆に世界はどんどん良くなっていて、事実、極度の貧困層の人口はこの20年で半分に減っているんです
ではなぜ人間は「世界をネガティブに見て」しまうのか?がとても読みやすい文章で書かれています。
この中で一番おすすめしたい一冊!
『21レッスンズ』ユヴァル・ノア・ハラリ 著
「サピエンス全史」「ホモ・デウス」の2作が世界で累計2000万部を売り上げてた現代の知の巨人、ハラリ。
今作は、テクノロジーが変えてしまった現代社会の中で人間がこれからどうあるべきかを「戦争」「自由」「無知」など21のレッスンから構成されている濃い一冊。
彼の本は難しいテーマも分かりやすく噛み砕いてくれて、その中に多くの教養が詰め込まれています
ただし正直言って前2作の方が読み応えがあったので、未読の方は歴史観が引っくり返ってしまう『サピエンス全史』から強くおすすめしたい!
『パーソナリティを科学する ー 特性5因子であなたがわかる』ダニエル・ネトル 著
一般的には科学の裏付けが弱いと言われていた心理学だけど、最近は科学的な根拠に基づいて人間のパーソナリティを分析してますよ!という内容。
人間には5つの因子が遺伝的にあり、例えば「外向性が強い人」は旅行や性的関係を好みやすいというデータがあるらしいです。
また「育った家庭などの環境は性格にほとんど影響しない」という説もおもしろい。
全てを鵜呑みにはできないけど、人間の性格を理解する上での視点が変わり、とても参考になった一冊。
(Amazonに無かったので楽天のリンクです)
『ビッグ・クエスチョン ー〈人類の難問〉に答えよう』スティーヴン・ホーキング 著
映画「博士と彼女のセオリー」でもモデルとなった、天才物理学者が贈る最後のメッセージ。
「神は存在するのか?」「宇宙はどのように始まったのか?」などの難問に対して現在の科学がどこまで分かっているのかを分かりやすく教えてくれる内容
先ほどの『21レッスンズ』や『ファクトフルネルス』と同様に、著者の人間としての「優しさ」がにじみ出ている点が好きです。
ほんとうに頭のいい人は謙虚で優しくなれるんだなあ
『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル
この本のタイトルを知ってる人も多いと思うけど、第2次大戦中にナチスの収容所で生還した心理学者の著書です。
とてもとても重い内容なのだけど、人間を語る上で避けては通れない本と言われ、600万部を超える世界的なロングセラーにもなっています。
まだ読みかけだけど、とても印象深いので選出
『株式投資 第4版 ー 長期投資で成功するための完全ガイド』
僕はお金に囚われないために、お金について勉強するようになりました。そんな中でガチの投資本を一冊だけ‥笑
この本はアメリカにおいても長期投資家のバイブル的な一冊らしいす。興味ある人は教科書としてぜひ!
・・と言っても中級者以上の内容?なので、お金や資産運用についてのはじめの一冊は、去年選んだ山崎元氏の本が変わらずおすすです!
(※紹介した本がAmazonに無かったので同じ著者の同じくらいオススメな本を貼っておきます)
『進化心理学から考えるホモサピエンス』アラン・S・ミラー 著
人間は1万年前にサバンナで生活していた時から脳の仕組みは進化していないから、現代の生活には色んな矛盾やストレスが生まれる。
「なぜ女性より男性の方がリスクや地位を好むのか」など、進化のプロセスを踏まえて、性別による心理的傾向の違いを考える辺りも勉強になりました
『あなたの脳のはなし』デイヴィッド・イーグルマン 著
「意識」はどこからやって来るのか、「自由な意思」は本当に存在するのか‥そんな最新の脳研究の成果が書かれた本。
特に驚いたのが「自分の意思で行動を決めているつもりが、それより1秒ほど前に脳から命令が出ている」という話。つまり、実際は脳が出している命令を、意識が「理由を後付け」しているんだそう‥。
『クリエイティブ・スイッチ』アレン・ガネット著
今回紹介する中で、強いて言えば一番DJに関係がある本かな。笑
僕も20年以上も「創る」仕事をしているので、クリエイティブってどこから来るんだろう?とずっと興味を持ってました。
著者のいう『天才的なクリエイターはアイデアを次々と生み出せるような成功のシステムを持っている』という説に納得。
『反応しない練習』草彅龍瞬(くさなぎりゅうしゅん) 著
数年前に読んで以来、最近また読み直したお気に入りの一冊。
いわゆる自己啓発本のジャンルに入るだろうけど、宗教的な色は一切なくて「実用的で合理的なストレス対処方」が書かれた本だと思います
日々の暮らしでストレスや不安を抱えて悩みがち‥そんな方への良い処方箋になると思いますよ!
という2019年の10冊でした!