こんにちは!オンラインDJスクールMIXFUN!のDJ KOMORIです。
自宅でプロ仕様の本格DJ機材を揃えたい!
でもコスパは無視できないし、選択肢が多すぎて分からない・・
という方のために!
今回はPioneer DJの2つのオールインワンシステム
2021年11月に発売された「XDJ-RX3」と
2019年11月発売の「XDJ-XZ」
を徹底比較してみます!
Pioneer DJ XDJ-RX3 公式ページ
Pioneer DJ XDJ-XZ 公式ページ
なぜこの2つの機材かと言うと・・
・XDJシリーズはプレイ時にPC不要の「オールインワンDJシステム」
・現場でCDJなどを使用する際にスムーズに移行できるから
・世界一のDJ機材シェアを誇る「Pioneer DJの最新機材」
という理由から、このRX3とXZを比較することにしました!
「自宅で本格的にUSBを使ったDJプレイを練習したい」
「DDJ-400など入門機を使用しているけどステップアップしたい」
という方にピッタリの内容になっていると思います。
さて、この徹底比較の結論から言うと‥
総合的に見て、自宅に購入する場合は「XDJ-RX3の方がオススメ!」
です!
しかし、ニーズによって重視するポイントも変わってくるので、ポイントを分けて詳しく見て行きたいと思います!
目次
- 【オールインワンDJシステム】XDJシリーズを選ぶメリットとは!?
- 【ディスプレイ】より大きくて鮮明になったRX3が有利!
- 【操作感と機能性】どちらもハイエンドCDJやミキサーのシステムを採用!
- 【チャンネル数】4chが必要なシーンが有るならXDJ-XZ
- 【大きさ・重さ】使ってみてわかるサイズ感!XZは‥かなりデカい 笑
- 【価格】RX3は27.5万円、XZは33万円。5.5万円の価格差は大きい?小さい?
- まとめ – 総合的にオススメなのは最新機種 XDJ-RX3
MIXFUN!によるXDJ-RX3を使ったDJミックス動画を公開中 ↑
1. 【オールインワンDJシステム】XDJシリーズを選ぶメリットとは!?
まず最初に、XZとRX3に共通するXDJシリーズの最大のメリットを解説します!
それはDJプレイ時にPCを必要としないオールインワンのDJシステムである、ということ。
DDJ−400やDDJ-1000などと言った機種は、PCなどの接続が必ず必要になります。
また、CDJやDJミキサーといった機種それ単体では、音声は出力されません。
しかしこのXDJシリーズは、楽曲ファイルを入れたUSBデバイスを接続すればそれ単体でDJプレイが可能なんです!
またどちらの機材も、クラブに導入されているDJ機材と非常に近い操作感でプレイすることができます。
XDJシリーズで自宅で練習しておけば、実際に現場でDJM-900NXS2やCDJ-3000、CDJ-2000NXS2といったプロ仕様のモデルにとてもスムーズに対応できるでしょう!
本格的なDJを目指す人にとっては、これが最大のメリットになり得ると思います。
また、どちらの機材もSerato DJ Proに対応しています。
Serato DJ ProがインストールされたPCを接続すれば、XDJの機能を使ってコントロールすることができます!
(※ドライバーやSerato、OSのバージョンなどを良くご確認ください)
ではここから、2つの機材を比較して行きましょう!
2. 【ディスプレイ】より大きくて鮮明になったRX3が有利!
まず2つの機材を比べる上でポイントとなるのが、ディスプレイ。
ディスプレイの大きさを比べると、RX3が10.1インチ、XZが7インチとサイズに大きな差があります。どちらもタッチ操作可能なディスプレイです。
実際にディスプレイを見比べてみましたが、RX3の方が10.1インチと大きく視認性もとても高くて見やすいです!
(ちなみに最新のiPadは10.2インチでRX3とほぼ同じ大きさ)
RX3はCDJ-3000と同じタッチディスプレイのシステムを使用しているので、曲のブラウズや波形の視認性などは、XZやRX2と比較してかなり上がっています。
オールインワンシステムは、パソコンを使用しないのでディスプレイを見る時間が長くなります。
また、CDJとは違って1つのディスプレイで2デッキ分の情報を表示することになります。
ディスプレイサイズが大きくて鮮明なほど、DJプレイは快適になると思います!
3. 【操作感と機能性】どちらもPioneer DJのCDJやNXS2ミキサーのシステムが採用されている!
次は操作感と機能性を見ていきましょう!
実際に触ってみて、どちらの機種も操作感は非常に快適でした。
・ミキサーやエフェクト部分はどちらも同じDJM-900NXS2仕様!
ミキサー部分に関しては、どちらもDJM-900NXS2のシステムが採用されているので、ほとんど差は無いと言えるでしょう。
使用できるエフェクトに関しても、ほぼ同じ機能が使えます。
どちらもBEAT FXが14種類、6つのCOLOR FX揃っています。
またフィルターノブも、高級感のあるNXS2と同じ仕様!
2022年現在、主なクラブに導入されているDJミキサーの多くはDJM-900のNXSシリーズなので、この点もRX3やXZの操作に慣れておけば安心だと思います!
・ジョグの大きさはXZがスクラッチには有利なフルサイズ仕様
ジョグ(大きな円形のパーツ)に関しては、下の画像にあるようにXZがCDJと同じフルサイズなので、複雑なスクラッチをする時の操作性を重視する場合はXZの方が適しているでしょう。
しかし、RX3も快適な操作をするには十分な大きさなので、通常のDJプレイやシンプルなスクラッチでは全くストレスを感じないと思います。(そもそもジョグってそんなに大きさ要らないですよね・・笑)
また、どちらもジョグの回転する重さを変えられる「ジョグ・アジャスト」が付属しています。
・PAD部分は多機能&フルカラー!RX3は新機能も搭載!
PAD部分の機能はBEAT LOOP、SLIP LOOP、BEAT JUMPなどに切り替えることが可能で、この辺りは共通の仕様となっています!
もちろん上の写真を見ての通り、PADの色はフルカラーでrekordboxの設定に合わせてカスタマイズが可能。
そしてRX3には新たに、GATE CUE(押した時にだけ再生されるCUE)、RELEASE FXなどさらに即戦力となるPAD機能が追加されています!
4. 【チャンネル数】4chが必要なシーンがあるならXDJ-XZ
2つの機材の大きな違いとして、ミキサー部分のチャンネル数があります。
これはミキサー部分を見てわかる通り、XDJ-XZが4ch、XDJ-RX3が2chになります。
DJ機材にどれだけのチャンネル数が必要か?と聞かれれば、それはDJスタイルや使用する環境によります。
自分は様々な現場・ジャンルのDJプレイを経験していますが、「BIGクラブでのDJプレイ」では3〜4ch欲しいな、と感じます。
しかしこれは「2曲がミックスされている時にアカペラを乗せる」とか
「LOOPやサンプル素材用のチャンネルが1ch欲しい」など、使うシーンが限定されています。
逆に言うと・・
「HipHopやR&Bをプレイしたり、BARやラウンジ、小箱でDJする場合は2chで十分」だと思います。(もちろんDJスタイルにもよります)
また見ての通りXZもジョグ自体は2つなので、USBデバイスを接続した際に使用できるのは2chまでになります。
PCを接続してrekordboxでXZを使用する、もしくは外部入力にCDJなどの機材を接続することで3〜4chを使用することができます。
これらを踏まえた上で「どうしても4ch欲しい」という人なら、それがXZを選ぶ最大のポイントになると思います。
例えば家にあるCDJやターンテーブルを接続して3-4chのDJプレイを楽しんだり、外部のサンプラーやシーケンサーなどを接続するといった使用方法があると思います!
これらにチャレンジしたい方はXZの方を選択すると良いと思います。
逆に言うと、まとめでも書いていますが「チャンネル数にこだわらないのであればRX3で決まり」といえます。
ちなみに、USBポートの数はどちらもUSB-Aポートが2つ、USB-Bポートが1つの計3つになっています
・レストランやBARのDJ機材導入にもXDJシリーズがオススメな理由
DJのニーズが高まったおかげで、レストランやBAR、ラウンジ、結婚式場などにDJ機材が常設されていることがかなり増えてきました!
しかしCDJ 2台とDJミキサーを揃えようと思うと、予算がかなり高額になります。。
そこでオススメなのが、オールインワンでなおかつSerato DJにも対応しているこのXDJシリーズです。
機材を選ぶ上でRX3の2chと、XZの4chの差を考えた場合
「バーやレストランでのDJプレイを考えると、様々なスタイルのDJがプレイする」というポイントもあります。
例えば前述のように、CDJやターンテーブル、シンセサイザー、サンプラーを接続したいというリクエストも考えられますよね。
店舗に常設するのであれば、やはり4chが必要になってくるシーンも出てくるのでは!?と思います。
拡張性を考えると、3〜4chを外部入力のDJミキサーとして活用できるXDJ-XZがフィットするのでは、と思います!
またどちらもマイク入力やLINE / PHONOの外部入力端子を備えているので、マイクを差し込んで使うことや、ターンテーブルを接続することも可能です!
5. 【大きさ・重さ】使ってみてわかるサイズ感!XZは‥かなりデカい 笑
自宅用にDJ機材を購入する上で、サイズはかなり重要なポイントになります!
ということにならないように、購入前に設置スペースの広さを実際にメジャーなどを使って計測することを強くオススメします!
以下、公式サイトから引用します。
XDJ-RX3
幅
728.1 mm
高さ
118.4 mm
奥行き
469.5 mm
本体質量
9.3 kg
XDJ-XZ
幅
878 mm
高さ
118.4 mm
奥行き
466.1 mm
本体質量
13 kg
幅は15cmほどXZが大きく、奥行きはほぼ同じですね。
CDJ2台とDJM-900NXS2ミキサーを並べると90cm台になるので、XZの幅はそれより少し小さい程度になります。
RX3のサイズ感は、DDJ-1000を見たことある方も多いと思いますが、RXはそれよりもほんの少し大きくて重い程度です。(DDJ-1000 幅70.8cm、奥行き 36.1cm、重さ 6kg)
対して、XZの重さは13kg。しかもそのサイズの大きさもあり、実際に持ち上げてみると13kgよりもっと重く感じました。。
XZはよほどのパワーの持ち主 or 二人がかりでないと、現場への持ち運びはけっこう難しいと思います。笑
もちろん!サイズが大きい方が複雑な操作がしやすいというメリットもあります。
しかし個人的には、自宅に導入するならRX3のサイズ感がベストかな・・と思います!
6. 【価格】RX3は27.5万円、XZは33万円。5.5万円の価格差は大きい?小さい?
では最後に、価格の差について考えてみましょう!
XDJ-RX3は27.5万円、XDJ-XZは33万円(どちらも税込み価格)。
どちらも30万円前後と高い機材なので感覚が鈍ってしまいそうですが(笑)、冷静に考えると55,000円の差は大きいですよね。
発売日はXZが2019年11月、RX3が2021年11月と実は2年も差があるんですね。
新しい製品の方が5万円以上安い、と考えるとお得感はありますね!
ちなみにCDJ-3000を2台とDJM-900NXS2を1台購入すると、どれも1台33万円なので合計で99万円になります・・。
そうなんです、プロ仕様のDJ機材は高いんです。笑
※Pioneer DJ製品の多くは定価からディスカウントされないので、販売店による価格の差はほとんどありません。
7. まとめ – 総合的にオススメなのは最新機種 XDJ-RX3
ということで、Pioneer DJのXDJ-RX3とXD-XZを徹底比較してきました!
まとめると「どうしても4ch欲しい」「絶対にフルサイズのジョグが良い」という人はXZですが
それ以外の人は、自宅で使用するならRX3をオススメしたいな〜と思います!
その理由としては
「RX3の方が新しいシステムが採用されている」
「サイズ感が自宅セッティングに向いている」
「ディスプレイが大きくて鮮明」
そして5万円の価格差、RX3の方が2年新しい製品であるからです。
また、レストランやBARなどで使用する場合は、4chの拡張性を活かせることや、自宅よりスペースが広いことを考えるとXDJ-XZをオススメしたいと思います!
みなさんのDJ機材選びの参考になればうれしいです!
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