Scratch Liveはサポート終了ソフト

Scratch LiveはOSに対応していないので、Serato DJにアップデート!そのメリットとは?

それまではアナログやCDでのDJしかなかった時代に、Serato社のScratch LiveはノートPCを使ってDJプレイするという画期的なシステムを開発しました!
アメリカで2004年にリリースされてから、ここ日本でも「HipHop系DJの9割近くがSratch Liveを使っているのでは!?」というほど普及しました。

しかし2014年に、Serato社は新たなDJ用ソフト「Serato DJ」を発売。
Scratch Liveのソフトは2013年のVer 2.50 以降、アップデートされておらず、2015年にはサポートを終了しています。Scratch Live SERATO公式サイト

海外の公式ページでも、「Scratch Liveはすでに過去のソフトウェア。新しいMAC or Windows OSには対応していませんよ。SL1〜4を買ってくれた人はフリーでSerato DJにアップデートできるのに、それでもまだあなたはScratch Live使うの?」と公言。
そう、完全に過去の遺産扱いですね。もはや日本には公式サイトすらありません。笑 
つまり、今後Scratch Liveが発展する可能性はゼロなのです。

ソフトウェアの「サポート終了」の意味

DJソフトに限らず、ソフトウェアにおいてこの「サポート終了」というのはかなり大きな意味を持ちます。
これはつまり「MacやWinのOSがいくら新しくなっても、今後Scratch Liveはそれに合わせてアップデートしませんよ。それらトラブルに対して一切責任も持ちませんし我々は修正しませんよ」ということです。 
自宅などで楽しむには問題ないでしょうけど、現場でプレイする際はDJソフトのトラブルは致命的ですよね。
クラブで音が止まってしまう最高に気まずいあの空気、味わいたくないですよね・・。

過去の情報で、Scratch Liveが対応しているOSは以下の通り。

Scratch Live OS対応表
(2014年6月にリリースされたOS X 10.10以降には未対応)

また、例えOSをアップデートしなくても、OS以外の新しいソフトウェアが影響を及ぼしてScratch Liveに未知の不具合が発生する可能性があります。

注)Mac・Win問わず、新しいOSがリリースされてすぐにアップデートするとOS未対応のトラブルが付き物です。
OSアップデートする際には「使用するソフトが新しいOSに対応しているか」の確認をおすすめします。

Serato DJ Proを使うメリット

もちろんSerato DJ Proにアップグレードすることによって、かなりのメリットはあります。
Scratch LiveのプレイリストやCueポイントはそのまま使えるし、新機能を含む数々のエフェクトを使用できたり、オーディオ・インターフェイスを繋がなくてもPCだけで2デッキでプレイできるプラクティス・モードなど、DJソフトとしてかなりアップデートされています。

「PCDJソフトのシェアはNo.1!Serato DJってどんなソフト? 」

SERATO DJ PRO ダウンロード版 【最短当日シリアル納品】安心の日本正規品!

価格:16,500円
(2020/10/29 12:07時点)

現場で使う人は変えることがおすすめ!

Scratch Liveを使用し続けているDJは、現場で少なからずトラブルも発生しているようです。
お客さんのいる現場で使用しているDJは、早急にSerato DJへのアップデートを検討してみてはいかがでしょうか。 (※Serato DJ Proソフトは、インターフェイスSL2〜SL4に対応。SL1には対応していません。その他の対応機種はこちらで確認できます。SERATO DJ 機材対応一覧

また、現在はSerato社以外にもTraktorrekordboxという選択肢もあるので、これを機に検討してみてはいかが?

関連記事 – わかりやすく解説!3大メジャーDJソフトレビュー

DJ初心者にオススメ!3万円ではじめられるDJコントローラー3選

おまけ なぜScratch LiveからSerato DJに変わったのか?

最後に、なぜSerato社がScratch Liveを切り捨ててSerato DJというソフトに変えたのか、考えてみましょう。
Scratch Liveは当初、PCソフトはSerato社・ハード(インターフェイス)はRane社という2つのメーカーの関係で成り立っていました。
つまりSeratoは「Rane社のハード(インターフェイス SL1〜4)を売って、Serato社のソフトを無料で配るビジネスモデル」だったのです。
iPhoneは有料でiTunesは無料、みたいな関係ですね。
しかし、ソフト会社のSeratoが機材メーカーとしてのRaneのハードウェア開発に限界を感じ、他のメーカー(特にPioneer)とのタッグを正式に組みたいと考えたのではないでしょうか。

そこでSerato DJのソフトを有料にして、それと同時にRaneを含めた複数メーカーの機材を使えるようにすることで、Serato DJのシェアを拡大しようとしたのでしょう。
そのような流れもあり、Pioneerなど他メーカーからもSerato DJ用のコントローラーが発売されることとなったのでは、と思われます。
改めて強調したいのは、今後Scratch Liveが発展する可能性はゼロなので、ぜひSerato DJ Proをはじめ現在進行形のソフトに切り替えることをオススメします!

SERATO DJ PRO ダウンロード版 【最短当日シリアル納品】安心の日本正規品!

価格:16,500円
(2020/10/29 12:07時点)

関連記事

注目の記事

最近の記事 おすすめ記事
  1. 現代のDJが音楽制作に挑戦するべき3つの理由

  2. rekordbox DDJ-FLX4の使い方が初心者も分かる!DJスクールに通わず最速で上達

  3. 2023年版 PC用DJソフト 人気3大DJソフトの選び方!初心者はrekordboxがおすすめ!?

  4. 実は簡単!DJサンプラーの使い方と音源 DJソフトやDJ中にサンプラーを使う方法 2023年版

  5. DDJ-FLX4でDJデビュー!初心者の練習と準備はこれだけやればOK!

  1. DDJ-FLX4でDJデビュー!初心者の練習と準備はこれだけやればOK!

  2. 【DDJ-FLX4 徹底レビュー】DDJ-400の後継機!rekordboxとSerato DJ両対応した最高のエントリーモデル

  3. 【XDJ-RX3】最強オールインワンDJ機材はコレだ!XDJ-RX3とXDJ-XZをプロが徹底比較

  4. 【DDJ-400】初めてのDJ機材に最適!プロが絶賛する人気No.1のDJ機材とは!?

  5. DJテクニック解説 – BPMを変えながらTop 40をミックス! rekordbox + DDJ-400

ピックアップ

  1. 誰でもわかるrekordboxの使い方!初心者DJも使える基本ガイド

  2. 「なぜDJは作曲するの?」日本で語られない、有名になる以外の4つのメリット

  3. [音楽センスの磨き方] なぜJ-POPは世界で孤立してしまったのか