こんにちは!MIXFUN!のDJ KOMORIです。
DDJ-FLX6のアップデート版として2022年12月に発売された、DDJ-FLX6-GT(ディーディージェイ ・フレックスシックス・ジーティー)は、世界の2大DJソフトであるrekordboxとSerato DJに両対応する4chのDJコントローラーです!
海外のトップDJがやるようなDJプレイを手軽に再現できる!という最新のDJパフォーマンス機能が売りのこのDJコントローラー。
この記事では、このDDJ-FLX6-GTには「どんな機能」があって「どんなユーザーにオススメ」なのかを紹介して行きたいと思います!
目次
- トップDJを体感したいユーザーにおすすめ!最新機能を搭載
- ツマミ一つで驚きのパフォーマンス!MERGE FXを搭載!
- 誰にでも憧れのスクラッチができる!JOG CUTTER機能
- rekordbox、Serato DJの2大ソフトに加えVirtual DJにも対応
- デッキ素材や大型ジョグのアップデートで高級感!
- ほどよいサイズ感とクラブスタンダード・レイアウト
- その他:パフォーマンスパッドなど基本性能もバッチリ!
- まとめ! DDJ-FLX6-GT メリットとデメリットは?
さて、順番に見ていきましょう!
1. トップDJを体感したいユーザーにおすすめ!最新機能を搭載
数あるDJ機材の中でDDJ-FLX6-GTが誇る最も大きな特徴は、他にはない「DJパフォーマンス機能」が搭載されていることです。
後ほど紹介する「MARGE FX」と「JOG CUTTER機能」を使えば、これまで再現することが難しかった海外のDJがやるようなDJプレイを再現できます!
まずは動画で観てもらいましょう!
この様にシンプルな操作で、プロがやるようなカッコいいDJパフォーマンスを演出することができます!
DDJ-FLX4の記事でもSMART FADERなどの最新機能を紹介しましたが、こちらはより一層 DJパフォーマンスとして「映える」機能になっていますね!
DJのパフォーマンス動画をSNSにアップして注目を集めたい!なんていうニーズにも対応していると思います♪
さて、ここからは更に深堀りして見ていきましょう!
2. ツマミ一つで驚きのパフォーマンス!MERGE FXを搭載
このMERGE FXを簡単に言うと、一つのノブだけで複数のエフェクトを同時にコントロールして、自由にビルドアップ(サビ前の盛り上がり)などを作ることができる画期的な機能です!
いわゆる海外のフェスDJなどは、自分でプレイする楽曲を「マッシュアップ」や「Re-Edit」と言って事前に音源を制作し直して独自の「仕込み」を行っています。
彼らと同じことをやるには、DAWなど作曲やアレンジの技術が無いと本来はできないんですね・・。
しかし!先ほどの動画で見てもらったように、それに近いサウンドをこのMERGE FXでDJミックス中に再現できる、という訳なんですね!
またこのMERGE FXでどんなサウンドのエフェクトをかけるかは自分でカスタマイズもできるので、自分なりのクリエイティブなDJパフォーマンスが可能なのも嬉しいですね。
3. 誰にでも憧れのスクラッチができる!JOG CUTTER機能
DJであれば誰もが憧れるパフォーマンス、スクラッチ。
しかしシンプルな見た目と違ってスクラッチは難易度が高く、マスターするには一つの楽器を習得するレベルの練習時間が必要です。。
最近ではEDMやHouse DJの中にもスクラッチのパフォーマンスを取り入れるDJもいて、世界的に有名なDJのデヴィッド・ゲッタも下の動画のようなCDJを使ったスクラッチを披露しています!
このパフォーマンスを詳しく分析すると・・実はTRANSという音を定期的にカットするエフェクトを使うことで、より高いスキルのスクラッチかのように見せています。
このようなパフォーマンスを応用して、デジタル技術のアシストを使って簡単にしてしまおう!というのがこのDDJ-FLX6-GTのJOG CUTTER機能。
JOG CUTTER機能をオンにしてジョグを前後に動かすだけで、サウンドがリズムに合わせて自動的にカット & LOOPされるので、まるでプロがやるようなスクラッチが可能になります!
またジョグを操作する位置によってスクラッチのパターンが変わるので、色んなパターンのスクラッチ音が出せます。
さらに手を離すだけでHOT CUEの位置に戻ったりと、使い勝手もよく考えられているこの機能。
スクラッチに憧れていたDJはぜひ使ってみたいですよね!
4. rekordbox、Serato DJの2大ソフトに加えVirtual DJにも対応
世界で最も大きなシェアを持つ2大DJソフト「rekordbox」「Serato DJ」
DDJ-FLX6-GTはこのどちらにも対応している・・これはかなり大きなメリットです!
この2つのソフトの特徴をざっくり言うと、クラブミュージックを中心にシェアの大きい日本発のブランドPioneer DJによるrekordbox。
HipHop系のDJを中心にユーザーの多いSerato DJという具合に分かれています。
プロのDJの中にも、この2つのソフトの両方を使用するというDJもいます。
それだけに「どちらのソフトも使ってみたい」というユーザーにとってはかなり大きなメリットですね!
個人的には、クラブ常設のDJシステムの多くがPioneer DJ製であることや、機材とソフトの安定性の面からrekordboxをオススメしています。
また海外で人気のあるDJソフト「Virtual DJ」にも対応しているのも興味深いですね!
5. デッキ素材や大型ジョグのアップデートで高級感!
以前発売されたDDJ-FLX6からの変更点として、デッキ上部の素材やツマミなどがアップデートされて質感が良くなっています。
また、ジョグ部分はCDJ3000など、Pioneer DJのCDJと同じサイズのジョグが使われています。
実際にクラブにあるのはこのサイズなので、慣れておけるのは嬉しいですね!
実際に自宅で使ってみましたが、トータルで見てもDDJ-400や最新のDDJ-FLX4と比べてかなり高級感がありますね!
部屋に置いておくには、3〜4万円のビギナー向けのモデルに比べて間違いなくDDJ-FLX6-GTの方が満足感が高いと思います。
6. ほどよいサイズ感とクラブスタンダード・レイアウト
自宅に置く上で気になるサイズ感ですが、幅が67.6cmなのでDDJ-400やDDJ-FLX4の1.4倍ほどのサイズ。
そしてクラブに置いてあるCDJ & ミキサーのセットの70%くらいのサイズという感じですね!
もちろんそれぞれの住宅事情もあるでしょうが・・DJ操作がしやすく、かつ自宅にセッティングするには大きすぎない丁度いいサイズでは無いでしょうか?!
またクラブスタンダードレイアウトといって、ツマミやジョグ、ボタンの位置がクラブに常設されているCDJやミキサーにかなり近いレイアウトになっています。
このボタンやツマミの位置は実際にクラブで慣れない機材を使用する時にかなり大きく影響してくるので、Pioneer DJならではの嬉しいポイントですね!
7. その他:パフォーマンスパッドなど基本性能もバッチリ!
HOT CUEやPAD FX、SAMPLERなどが使えるパフォーマンスパッドや、BEAT FX、COLOR FXなどのエフェクト類はもちろん、基本的なDJコントローラーに必要な機能はもちろん揃っています。
つまりDDJ-400などビギナー向けコントローラーが持つ性能は、全て備えていると言えるでしょう!
(※DDJ-FLX4に搭載のSMART FADER、SMARTFXは未搭載)
その他の主な機能
・サウンドカード(オーディオインターフェース)内蔵
・パフォーマンスパッド搭載
・USBバスパワー対応(電源アダプター不要)
・ドライバー等のインストール不要
その他 詳細はPioneer DJ公式ページで!
8. まとめ! DDJ-FLX6-GT メリットとデメリットは?
・・ということでDDJ-FLX6-GTについて紹介してきました!
実際のところ、DJ機材を長年作り続けて世界中のDJシーンで信頼されているPioneer DJなので、明確な欠点は無いと感じました。
あえて言うなら、デメリットというよりは「買う人のニーズに合うかどうか」だと思います。
このDDJ-FLX6-GTの最も大きな特徴は、先に挙げた「MERGE FX」「JOC GUTTER」という2つの機能です。
逆に言うと、これらの機能を見て「地道にDJスキルを練習したいし、こういう機能は自分には必要ないな・・」と思ったDJもいると思います。
また、10万円弱という予算がどうしても‥という方は4万円台で購入できるDDJ-FLX4が最適な選択肢になると思います。
DDJ-FLX4について詳しく知りたい方はこちら!
>>DDJ-400の後継機!rekordboxとSerato DJ両対応した最高のエントリーモデル
そして、とにかくプロのDJを目指したい!予算もかけてOK!‥というのであれば、より操作感がクラブ常設の機材に近いPC不要の一体型DJセットがあります。
こちらのXDJシリーズはUSBデバイスのみを使ってDJプレイができるので、明確なビジョンがある人はXDJの購入を検討してみて良いと思います!
一体型のDJ機材について詳しく知りたい方はこちら!
>>最強オールインワンDJ機材はコレだ!XDJ-RX3とXDJ-XZをプロが徹底比較
しかしこのDDJ-FLX6-GTは、rekordboxとSerato DJに両対応、チャンネル数が4ch、独自の画期的な新機能、Pioneer DJというブランド・・とトータルで見ても価格と機能のバランスを考えてかなりの優等生だと思います!
この記事で紹介した「クリエイティブなDJプレイを自分の手でしたい!」もしくは「他人と差が付くDJコントローラーが欲しい!」という方は、DDJ-FLX6-GTを購入してみても後悔ないと思いますよ♪